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#138

冬の都を楽しむ〜絶景・食・新名所〜

底冷えの寒さで知られる京都の冬ですが、この季節だからこそ出会える、特別な景色や楽しみがあります。旅人の中村雅俊さんが冬の都の魅力を存分に楽しみます。
始まりは早朝の嵐山。案内してくれるのは人気の写真家、稲田大樹さん。三方を山に囲まれた京都は、実は日の出の名所が限られる土地。桂川の向こう、渡月橋越しに昇る朝日。冷たい空気の中でゆっくりと広がる光景に、中村さんも思わず息を飲みます。さらに嵐山にある、人気スポットの竹林へ。普段は多くの観光客がいるこの場所も、冬の朝は静寂に包まれ、響くのは竹のざわめきだけ。さらに稲田さんが撮影した京都の名所の雪景色も紹介。白銀に染まった古都の姿が、冬ならではの魅力を伝えます。
京都市などが毎年開催する「京の冬の旅」は、普段は公開されない文化財に出会える特別な機会。中村さんが心惹かれたのは、武将で茶人の顔を持つ古田織部ゆかりの「興聖寺(こうしょうじ)」。大胆で自由な精神が息づく境内には、個性的な蹲踞(つくばい)や印象的な襖絵、住職が丹念に手入れを続ける苔庭が広がります。さらに期間限定で公開される日本最大級の巨大な文化財も。

冷えた身体を温めてくれるのは、京野菜「聖護院かぶ」を丸ごと使った名物鍋。6時間かけて仕込まれた深い味わいは、まさに冬の都ならでは。あわせて京料理に欠かせない湯葉の引き上げも体験。中村さん、上手に引き上げることは出来るのでしょうか?
そして京都駅東側の新名所「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」へ。最先端のデジタル技術が生み出す幻想的な空間では、国内ではここだけというアート体験が待っていました。
旅の締めくくりに訪れた「北野天満宮」では、学問の神様、菅原道真ゆかりの冬の伝説に触れながら、境内に広がる梅苑「花の庭」へ。少しずつほころび始めた梅が、冬から春への移ろいを静かに告げます。
息を飲む絶景、温まる伝統の食、そして新たな発見。思いのほか温かな京都の冬をぜひお楽しみに。


【専門家出演者】
●写真家
 稲田大樹さん