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#155

田村亮 兄・正和と父・阪妻思い出の古都めぐり

旅の始まりは、風光明媚な嵯峨・嵐山で1000年以上の歴史を刻む二尊院。そこでお墓に手を合わせるのは俳優・田村亮さん。ここには、父であり「阪妻」の愛称で親しまれた映画スター・阪東妻三郎さん、母、そして兄夫婦が眠っています。幼い頃を京都で過ごした田村さんが、父・阪妻さん、兄・田村正和さんといった家族の記憶が残る古都をめぐります。
まず訪ねるのは、嵐電嵯峨駅前にある老舗の花屋「花鶴」。田村さんが京都に来るたび墓参りの花を買う、田村家にとって欠かせないお店です。兄・田村正和さんにまつわる貴重な写真、田村家との長年にわたる交流の記憶に触れます。
続いては嵯峨釈迦堂の名で親しまれる清凉寺へ。田村さんが子どもの頃、兄弟で訪れ、燃え盛る大きな火の記憶が残っているのだとか。そんな清凉寺では、源氏物語ゆかりの国宝の仏像や、お釈迦様の生き写しとされ、年に2回しか公開されない国宝・釈迦如来立像を特別に拝見。「生身の釈迦」と呼ばれる由来に迫ります。

そして旅は、映画の聖地・太秦へ。現在は映画村で知られるこの地で、父・阪東妻三郎さんは初めて本格的な撮影所を築き、太秦を映画の町へと導きました。ここで訪ねるのは、撮影所の近くにある旅館「菊香荘」。かつて田村さんが時代劇の撮影で常宿にしていた思い出の場所です。ここでは、兄・田村正和さんとの京都撮影所での日々や、俳優一家に生まれた田村さんだからこそ語れる、父と兄への思いが明かされます。
さらに「おもちゃ映画ミュージアム」では、昔懐かしい映写機や無声映画のフィルムに触れ、父・阪東妻三郎さんの貴重な映像と対面。剣劇王と呼ばれた父の姿、そして兄・正和さんの美しい立ち回りについて、田村さんが思いを語ります。
旅の締めくくりは、田村さんが京都に来るとよく立ち寄るという先斗町の店へ。鴨川を望む納涼床で、京の夏を彩る味覚や近江牛の牛すき鍋を堪能します。
田村さんの京都に息づく大切な思い出の地をたどりながら、貴重な国宝や日本映画の歴史にも触れる旅、ぜひお楽しみに。