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放送内容

#60

「さかなで野菜を育てて農業を継ぎたい仕事に!」山本祐二さん
「廃ビンにしか出せないぬくもりがある」稲嶺盛一郎さん

「さかなで野菜を育てて農業を継ぎたい仕事に!」山本祐二さん
「廃ビンにしか出せないぬくもりがある」稲嶺盛一郎さん
 

「さかなで野菜を育てて農業を継ぎたい仕事に!」
山本祐二さん

新潟県長岡市。住宅街の一角にある巨大なビニールハウス。
中に入ってみると、たくさんの葉物野菜が水耕栽培で育てられている。
ビニールハウスの一角には水槽が。のぞいてみると・・・魚の群れが!
飼われているのは約600匹のチョウザメ。
この魚と水耕栽培を組み合わせた新農法が、就農人口の減少や食糧問題、
環境問題を解決すると世界的に注目されている。
その農法にいち早く注目、脱サラして農業をはじめたのが今回の主人公。

 

プラントフォーム 代表取締役CEO 山本祐二さん

新農法の名前はアメリカ発祥の「アクアポニックス」。
魚の排泄物に含まれる栄養分を肥料化、水を通じて野菜に届けるという仕組み。
肥料を与える手間やコストがかからない、農業未経験者でも取り組みやすい農法。
また、植物が栄養分を吸うことで水が浄化されるため、その水を魚の水槽に戻せば、
水交換もほぼ不要というエコな仕組み。
しかもチョウザメは高級魚!そこからさらなる利益も・・・!?
 
実は山本さん、もともと東京の広告代理店で働くサラリーマン。
とある新規事業で長岡を訪れた際、現地の若者から聞いた衝撃的なことばをきっかけに
‶農業の世界で革命を起こしたい″と決意したそう。
今では年間100組以上、視察に訪れるという注目の事業。
次世代が食べるものに困らない社会をつくるために・・・
山本さんの取り組みをぜひご覧下さい。

 
問い合わせ先
プラントフォーム
https://www.plantform.co.jp


 

「廃ビンにしか出せないぬくもりがある」
稲嶺盛一郎さん

鮮やかな色合いで、気泡が入った独特な風合いのガラスコップ。
沖縄の人に愛され、観光土産としても人気の伝統工芸品「琉球ガラス」。
これが今、「エコ」だと注目されている。それは、独特の風合いを
生む原料。昔から、廃棄されてしまうビンをリサイクルして作られて
きた。今回の主人公はそんな「琉球ガラス」のスタイルをつくりあげた
一人とされる名工の、息子さん。

 

ガラス職人、稲嶺盛一郎さん。

実は、廃ビンから作られるようになった経緯には、戦争が深く関わって
いると言います。苦難の歴史から生まれ、環境にやさしい未来に
つながる琉球ガラスを、職人の目線から追いました。

 
問い合わせ先
宙吹ガラス工房虹
https://www.rm-c.co.jp/glass/niji.html