傷つき、行き場を失った動物たちに幸せを！飼育動物の９割は保護動物
大内山動物園 園長山本清號（せいごう）さんとスタッフのみなさん

三重県にある、大内山動物園。約6ヘクタールの園内に１００種類を超える動物たちが暮らし
ています。ライオンにペンギン、サーバルキャット、チンパンジーにクマ…一見、ごく普通の動物園に見えますが、少し細かく観察すると、タヌキの獣舎だけでオリ７つ。ハシボソカラスにカイウサギ、ブタなど、あまり他の動物園にいなさそうな動物も。実はここ、飼育されている動物の９割以上はさまざまな理由で行き場を失い、引き取られてやってきた「保護動物」なんです。
そんな日本でも珍しい動物園を支えているのが、今回の主人公、

大内山動物園、園長の山本清號さんとスタッフのみなさん。

大内山動物園は公共施設ではなく、完全にプライベートな動物園。山本さんは事業で稼いだ私財を注ぎ込み、週３回は動物園に通って園内を巡回、動物たちの体調チェックを怠りません。動物たちも山本さんがくるとみんな嬉しそう。私財をなげうっての経営ですが、理念に共感してここで働きたいという若者もたくさん。動物たちの幸せのために日々頑張っています。「人の役に立ってきた結果、行き場を失ってしまった動物たちに幸せを感じてほしい。一人の力は小さいかもしれないけど、みんなで協力すれば大きい力になるはず。ここを、“みんなの保護動物園”のように思ってくれたら一番嬉しい」という大山内動物園の挑戦ぜひご覧ください。
 

問い合わせ先
大内山動物園
http://www.oouchiyama-zoo.com