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放送内容

#234

高齢者も若者もハッピー!孫世代と“ともだち”として仲良くなるサービス
「まごとも」を立ち上げた山本智一さん

高齢者も若者もハッピー!孫世代と“ともだち”として仲良くなるサービス
「まごとも」を立ち上げた山本智一さん

年齢差50歳以上の2人が、仲良く買い物、一緒にランチ。彼らは孫と祖父母ではなく、楽しく時を過ごす、いわば“ともだち”のような関係。そんな高齢者と孫世代が交流する福祉サービス「まごとも」を立ち上げ、嬉しい効果を生み出しているのが今回の主人公

 

20代で株式会社whicker を創業した山本智一さん

18歳以上30歳未満の学生が1時間2500円で要望に応えてくれるサービス。高齢者からの望みは、スマホの使い方を習う、家の片付けを手伝ってもらう、一緒に遊ぶ、などなど。医療機関や介護サービスでは対応が難しい、生活の些細なことや余暇に関わることが多いそう。高齢者はお金を払う「お客さん」ですが、若者の方は敬語や丁寧語はなるべく使わず、「祖父母に接する孫」あるいは「ともだち同士」のようなフランクなやり取りを心がけています。それは「サービス提供者」ではなく「まご世代のともだち」の方が高齢者にとって“嬉しい存在”だから。
学生時代、介護職のバイトをしていた山本さん。高齢者が時に、施設のベテランさんより自分のような若い世代相手の方が生き生きと応対してくれることに気づきました。自身も人生の先輩と話すことで得るものが多かったそうです。その経験から「職員と比べて介護スキルは劣るが、若者らしさを生かして寄り添い、互いに楽しく過ごすサービスも“あり”なのでは」と2022年「まごとも」を立ち上げました。京都で始めて、東京や大阪でもサービスを開始。「若返ったと言われるようになった」「動こうという気持ちになって、車椅子を使わず歩けるようになった」等、利用者から嬉しい反響が寄せられています。また若者の方も得るものは少なくないそう。大学院生が始めたユニークな取り組みを追いました。

問い合わせ先
株式会社whicker
https://whicker.info