番組表

放送内容

#259

美味しい魚を未来に残す
「海を休ませるレストラン」 大石一仁さん

美味しい魚を未来に残す
「海を休ませるレストラン」 大石一仁さん

魚がおいしくなる秋
今回の主人公は、その魚の未来を案ずる人物。

 

香川県・丸亀市
瀬戸内海に浮かぶ本島(ほんじま)の漁師・大石一仁さん。

近年、瀬戸内海での魚の漁獲量が減少し、その量は全盛期の30分の1ほどに。
その原因の一つが、魚の獲りすぎ「乱獲」です。
3分の1の住民が漁業に携わる本島では、
漁獲量が減り続けてしまうのは死活問題。
 
「天然の魚がたくさんいる昔の瀬戸内海に戻したい」
 
その想いから大石さんは1年前に「海を休ませるレストラン」をオープンしました。
扱う魚は、「未利用魚」。
獲っても、調理しづらかったり、サイズが規格外だったりなどの理由で
市場には出回らずほとんどが捨てられてしまう魚です。
そんな魚たちでも実は美味しくて価値がある
と伝えるために開いたレストランです。
 
この未利用魚が正規で取引されるようになれば
漁師の安定した収入につながり、漁に出る回数を減らすことができます。
 
さらに「獲る漁業」から「育てる漁業」への転換を目指して
新しく「サバの養殖」も始めました。
こうした“海を休ませる”ことが天然の魚の保護につながると大石さんは言います。
 
番組では未利用魚を使った絶品料理もご紹介!
ぜひご覧ください。

問い合わせ先
塩飽Fisheries
https://shiwaku.co.jp/