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#11

第二の人生 癒す木の家

今回辰巳琢郎が訪れたのは、大阪・天王寺区谷町にある築約30年のマンション。
施主のMさんは去年長年勤めた貿易会社を定年退職し、現在は悠々自適の一人暮らしを送っています。
Mさんがこのマンションを購入したのは15年前。
入居当時に改修したかったそうですが、仕事が忙しくなかなかできなかったとの事。この度の退職を機に念願叶ってリモデルに至りました。
Mさんの希望は、間仕切りが多く、暗くて使い勝手の悪かった2DKの部屋を、ワンルームにし、明るく風通しの良い空間にとのことでした。
依頼した建築家は、勤務先の近くにあったY’s工房の柳本さん。
46㎡の狭くて、暗い空間を何とか、少しでもMさんの希望に応えるため、なるべく間取りを広く取ろうと考えた結果、大胆で斬新なデザインの空間が生まれました。

まず、スケルトンにし、空間を広くする為、既存の床組と天井を取り払い、天井は躯体に直接塗装をし、床は躯体にモルタルを塗ってその上にカーペットを敷きました。
その結果、天井が約15センチ高く、床は10センチ低くなり、大きな空間が出来上がりました。
またリビングと収納室、浴室、トイレなどを仕切る壁は杉のフローリング材を使用。面積を広く取る工夫の結果、直線ではなく斬新なR状の壁のラインがうまれました。
限られた費用の中で、自然の天然木をふんだんに使って出来上がったローコストの癒しの空間。
明るく広々と、動き易くなった部屋で、Mさんは好きな本を読んだり、音楽を聴いたりしながら、第二の人生を謳歌しています。

設計会社:Y’s建築工房
http://ys-aa.com/