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#34

間取りを逆転して明るくなった家

今回辰巳琢郎が訪ねたのは、田園都市線で渋谷からおよそ20分の川崎市高津区にあるE邸。 築23年の木造一戸建てに住むEさんは、ご主人と奥様の2人暮らしです。
以前はご主人のご両親と子ども達の6人で暮らしていましたが、ご両親が他界され、さらに二人の子どもも独立。 長年共働きだったお二人は、奥様の退職を機にリモデルする事にしたのです。
以前は1階にリビングや台所がありましたが、間取りが細かく分かれ光が入らず暗かったので、1階と2階の間取りを逆転し、明るい2階に生活の中心となるリビングや水回りを移し1階を寝室にしました。
E邸は、リモデルが比較的難しいとされているツーバイフォー住宅でしたが、構造的に抜けない壁は仕切りとして生かし、壁を抜いた分、梁などを加えて建物を補強し、明るくオープンな居住空間を実現したのです。
設計当初、生活空間を2階に移すことは、年齢的にこの先を考えると厳しいのではという周りの意見もありましたが、「生活空間を2階に移すことで、かえって足腰の老化防止にもいいんですよ。 」と奥様は喜んでいます。
この家を設計した江口さんは、「奥様がどんどん若返っているのは、明るい2階での生活を選んだリモデルの効用なんですね。 」と感じています。
現在は、奥様の後に退職されたご主人とお二人。 明るくオープンな空間で お互いの気配を感じながら、それぞれの趣味を楽しんでいるご夫婦の笑顔が印象的でした。
 
ヴェルディッシモ
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