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#161

夫婦揃って大手ゼネコン 細部にこだわる世田谷の家

東京。渋谷からほど近い人気のエリア三宿(みしゅく)。
明治から昭和にかけて、ここには陸軍の練兵場がありました。現在の世田谷公園や自衛隊中央病院も練兵場の一部だったそうです。今回は遊歩道沿いに建つ築18年のマンションをリモデルした建築士夫婦の家を訪ねます。

30才を目前に自分たちの家を購入しリモデルしたHさんご夫婦は、共に大手ゼネコンにお勤めの建築士同士です。ご主人は設計、奥様は防災設計がご専門。普段は仕事で規模の大きい建物ばかり扱っています。普段と違い全くスケールの異なる今回のリモデルは、ご夫婦にとって初めての挑戦でした。

部屋は以前の壁を取り払い、ワンルームにした空間をS字のカーテンで緩やかに仕切りました。また、以前は一面にフローリングが貼られていましたが、今回は一部にセメントを混ぜたモールテックスを使い、玄関から土間風に仕上げて、床をゾーニングしました。また、福島県の無垢材で作ったテーブルなどオリジナルで製作した家具を置いて部屋のアクセントにしました。

趣味でお笑いクラブを結成しているご主人と、生花の師範の資格を持つ奥様の
個性的なお二人にぴったりなリモデルになりました。
 
設計担当:伯耆原洋太・智代

【平面図】

before

after