番組表

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放送内容

#30

レスキュー隊から転身!世代を超えて絆を育むネギ農家

今回は千葉県一宮町の就農10年目の農家・間地真さんを訪ねる。
3ヘクタールの畑で年間30トンのネギを育てる間地さんは、もともと東京消防庁のレスキュー隊員だったが体調を崩し退職。そんな時、新潟県で行っていた「田んぼのオーナー制度」に参加し、田植えや稲刈りを経験したことで農家を目指すようになった。
就農当初は多品目栽培を行っていたが、収穫量も少なく、出来ばえも売上もイマイチだったことから、地元の主要産物であるネギを作ることに。
農家としての経験の少なさを補うため、学校に通うことも考えたが、先輩農家・大澤さんの「始めてしまった方が貴重な経験になるから失敗して学んだ方がいいんじゃないか」という助言に従った。今では収穫が難しい時季に出荷する高価なプレミアム夏ネギも育てる間地さんは、研修生を受け入れ、後進の育成にも尽力する。
最後は、間地さん曰く一番美味しい食べ方だという泥付きのネギを炭火で焼いた料理にかぶりつく。
 

 


 

FILE30レスキュー隊から転身!世代を超えて絆を育むネギ農家
今回、工藤阿須加がやって来たのは千葉県長生郡一宮町。就農10年目のネギ農家・間地真さん(50歳)を訪ねる。妻と息子さんと暮らす3人家族。季節に応じて畑を使い分け、年間30トンのネギを生産するという!

 

収穫に向けて栽培中の春ネギ
ネギは水に強くない作物だが、「ノロ」を溜めて乾燥しても生きてられるそう。ノロには免疫効果もあるという。太くて甘みが強く鍋料理に最適な「冬ネギ」に対して、「春ネギ」はみずみずしさが増すため薬味やサラダに最適!

 

就農を決めたきっかけは?
大学を卒業後、東京消防庁に就職してレスキュー隊に所属した間地さん。しかし、体調を崩して32歳で消防庁を退職。都会育ちには新鮮だった農業体験に参加した際、農家へ興味が湧き就農を決意。

 

春ネギの収穫をお手伝い
春ネギは6月頃に種まきをして1ヶ月おきに追肥をすることで、9~10ヶ月ほどで収穫時期を迎える。
工藤が春ネギの収穫をお手伝い。鍬を使って土を掘り返し、トラクターでネギの株元を掘り起こした後、手で根元から引き抜いて不要な葉を落とす作業。工藤は「最高っす!楽しい!」と収穫にご満悦!

 

ネギだけに絞った理由は?
農業への経験値の欠如の不安から、農業大学校への進学を検討した間地さん。しかし、地元の先輩農家から「失敗しながら学んだ方がいい」との金言を授かり、畑も借りられたという。地域での関わりが大きな転機となり、先輩農家との絆ができたことで、就農2年目でネギの周年栽培を決意!

 

高級ブランド!プレミアム夏ネギ
春ネギは寝かすと曲がってしまうため、束ねて立てた状態にする。春ネギの収穫後、訪れたのは夏ネギ畑。
「プレミアム夏ネギ」は、収穫が難しい4月下旬~5月に出荷される千葉県のオリジナルブランドで、通常価格の1.5~2倍の価格で販売。ビニール状のトンネルで温度調整をすることで発育を管理する。

 

プレミアム夏ネギのトンネル撤去
ネギを傷つけないようゆっくりとビニールを剥がして雑草を抜き取り、トンネルを固定していたワイヤーを抜く作業をお手伝い。この後は追肥をして外側にある土を寄せるという。
間地さんのもとで研修を受けた就農1年目の末続広樹さん(29歳)に、間地さんへの想いを伺った。

 

直売所への出荷のお手伝い
収穫したネギの直売所への運搬をお手伝い。
「すっぱぁふぁ~む直売所 菜鮮箱」代表の大澤進さんが、間地さんへの想いを述べた。

 

<すっぱぁふぁ~む直売所 菜鮮箱>
・住所:〒299-4301 千葉県長生郡一宮町一宮10378
・電話:0475-36-5111

 

絶品!素材を活かしたネギ料理
新鮮な採れたてのネギをいただいた。ネギの炭焼きは間地さん一推し!

 

<今回いただいた料理>
・ネギの炭火焼き
・ネギうどん

 

今後の展望は
間地さんが未来への展望を語った。