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今回の依頼者は、東京都の一軒家で夫と娘3人と暮らすゆりかさん。新築から2年ほどの家は、収納や家事の効率も考慮された機能的なつくりで、リビングダイニングも5人家族がそろって食卓を囲めるゆったりした空間です。ゆりかさんが悩んでいたのは、洗濯スペースも兼ねた細長いファミリークローゼットの部屋と、3階の子ども部屋。ファミリークローゼットにはゆりかさんが望んで作ったアイロン作業スペースがあるものの、今はモノであふれ、作業台が埋もれている状態。ここは本来、自分だけの憩いのスペースにしたかった場所でした。また、子ども部屋はおもちゃでいっぱいなのですが、時間に追われ、いくら片付けても追いつかないといいます。そして、なにより一番の悩みは、子どもとの思い出のモノ、幼少期の服や作品を捨てられず、捨てて後悔することへの恐怖心があること。それらのモノを手にしながら、ゆりかさんからこぼれ出た本音は、3人の子育ての日々で抱いていた孤独と切実な思いでした。やましたさんは「幼い頃を思い出す服も古くなり汚れている。今の子どもたちに似合うモノ、今元気でいることが一番大事。戻れないことに執着せずに、今の自分の居場所を取り戻そう」と伝えます。
現在はわずかな休息を求めて、たびたびカフェで時間を過ごすという日常ですが、決められる人になって、カフェではなく自宅で息抜きできる生活を手に入れたいと話すゆりかさん。この断捨離によって、その望みは叶えられるのでしょうか?