放送内容

#61

帝京大学駅伝競走部監督 中野孝行

100回目の記念大会を迎える箱根駅伝で、17年連続25回目の出場権を獲得した帝京大学。最高成績4位を記録している名門校だ。
帝京大学駅伝競走部を指揮しているのが、自身も箱根駅伝出場経験を持つ中野孝行監督(60歳)。
選手引退後は実業団でコーチに就任するも、会社の倒産により30代半ばで無職となった苦労人。実は、この指導者としての“浪人時代”が、中野を監督として成長させた。
コーチとしての就職が決まるまでの間、特別支援学校の介助員の仕事に就いていた中野。障害のある子どもたちから“誰一人意味のない存在はいない”と教えられたのだ。この学びが7原点となり、現在では、入学時には無名の選手でも、3,4年時には学生トップクラスに育てあげる手腕が注目されている。
「中野マジック」と呼ばれる彼の選手育成法を紐解き、駅伝にかける想いに迫る。