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エンタメ・音楽
童謡でめぐる日本の四季
#130
子供たちに残したい 美しい日本のうた
2025年5月3日(土)午前11:00~ひる12:00
報道・ドキュメンタリー
昭和産業 代表取締役会長 新妻一彦 後編二度と社員のクビは切らない 決意した子会社廃業
#108
トップの源流
2025年5月3日(土)よる6:00~6:30
旅・くらし
はじたびっ! ~本州のはじっこ 山口と盛岡をふかわが行く~
はじたびっ!~本州のはじっこ 山口と盛岡をふかわが行く~
2025年5月3日(土)深夜1:30~2:30
情熱のアジアン・デッキディナー
#167
飛鳥物語II
2025年5月3日(土)午前9:55~10:00
梶田伸吾 株式会社comvey 代表取締役
#522
fresh faces
2025年5月3日(土)よる8:54~9:00
BS朝日「ウェルビーイング放送中!」
テレビ局らしく、エンターテインメントにして届けていく。BS朝日の、新しい挑戦です。
BS朝日開局25周年記念サイト
BS朝日は2025年の12月に開局25年を迎えます。
BS朝日無料見逃し配信
放送終了後、期間限定で無料配信中!見逃し配信はTVerで!
銀のマルシェ
BS朝日 シニアビジネスプロジェクト始動! シニアが主役の番組・イベントなどに挑戦!
BS朝日×地方創生
BS朝日が取り組む地方創生:『発信』と『体験』“知る人ぞ知る地域の魅力”にフォーカス
BS朝日セールスサイト
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湘南の海を背景に、のんびりと走る江の電が向かう先は、古都鎌倉。源頼朝によって幕府が開かれた、歴史と趣あふれる街です。今回は、山々の深い緑に囲まれてひっそりとたたずむ古寺が美しい、北鎌倉にあるお宅を訪ねます。 施主のMさんは、これまで多くのリモデルを手がけてきた建築家です。以前は奥様と2匹の愛犬と共に、都心にお住まいでした。お二人にとって初めてのお子さんの誕生を機に、都会の喧噪を離れ、自然の中で子育てをして暮らしたいと、物件を探していました。そこで見つけたのが、築50年のこの家。山の斜面に沿って続く細い路地の途中に建つため、道路に接する幅が2メートル以下で、再建築不可となっていたこの家を、Mさんは相場の半額以下で購入しました。床下は腐り、壁も剥がれるなど、一見すると誰もが敬遠してしまうようなこの物件。そんな家に惚れ込んだMさんは、建築当時の面影を活かしつつ、新しい素材と大胆なアイデアで、ご自身こだわりのヴィンテージ家具が似合う家へのリモデルに挑戦しました。 耐震に不安のあったM邸には、至る所に耐震補強が施されています。建物の西側、来客を迎えるファサードとしてデザインされた白い大きな壁もその一つ。ファサード全体が耐震壁として建物全体を支えているのです。自宅で実験的な試みをして、仕事に活かしたかったというMさんは、見慣れたものから斬新なものまで、様々な素材を家の中の随所にちりばめました。リビングダイニングの壁だけでも、コンクリートブロック、藁入の珪藻土、ロウを吹き付けて模様を描いた和紙、モザイクタイルと、面によって素材を変えています。また、床には独特の色合いが鮮やかな柿渋を塗った杉板を使いました。柿渋は、防腐効果のある天然塗料で、一切の化学物質を含まない人にも地球にも優しい素材です。これらの素材が、既存の建具や縁側などに残る以前の家の雰囲気を壊すことなく、ヴィンテージ家具と見事に調和し、築50年の日本家屋に新たな価値を与えました。 たっぷりの自然の中で、大好きな家具と大切な家族に囲まれて暮らす毎日。「東京でしかできないことは何もない」と語るMさんの表情に、納得のいくリモデルができた達成感が溢れているようでした。 設計担当:宮田一彦アトリエ http://m-atelier.jp/
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湘南の海を背景に、のんびりと走る江の電が向かう先は、古都鎌倉。源頼朝によって幕府が開かれた、歴史と趣あふれる街です。今回は、山々の深い緑に囲まれてひっそりとたたずむ古寺が美しい、北鎌倉にあるお宅を訪ねます。
施主のMさんは、これまで多くのリモデルを手がけてきた建築家です。以前は奥様と2匹の愛犬と共に、都心にお住まいでした。お二人にとって初めてのお子さんの誕生を機に、都会の喧噪を離れ、自然の中で子育てをして暮らしたいと、物件を探していました。そこで見つけたのが、築50年のこの家。山の斜面に沿って続く細い路地の途中に建つため、道路に接する幅が2メートル以下で、再建築不可となっていたこの家を、Mさんは相場の半額以下で購入しました。床下は腐り、壁も剥がれるなど、一見すると誰もが敬遠してしまうようなこの物件。そんな家に惚れ込んだMさんは、建築当時の面影を活かしつつ、新しい素材と大胆なアイデアで、ご自身こだわりのヴィンテージ家具が似合う家へのリモデルに挑戦しました。
耐震に不安のあったM邸には、至る所に耐震補強が施されています。建物の西側、来客を迎えるファサードとしてデザインされた白い大きな壁もその一つ。ファサード全体が耐震壁として建物全体を支えているのです。自宅で実験的な試みをして、仕事に活かしたかったというMさんは、見慣れたものから斬新なものまで、様々な素材を家の中の随所にちりばめました。リビングダイニングの壁だけでも、コンクリートブロック、藁入の珪藻土、ロウを吹き付けて模様を描いた和紙、モザイクタイルと、面によって素材を変えています。また、床には独特の色合いが鮮やかな柿渋を塗った杉板を使いました。柿渋は、防腐効果のある天然塗料で、一切の化学物質を含まない人にも地球にも優しい素材です。これらの素材が、既存の建具や縁側などに残る以前の家の雰囲気を壊すことなく、ヴィンテージ家具と見事に調和し、築50年の日本家屋に新たな価値を与えました。
たっぷりの自然の中で、大好きな家具と大切な家族に囲まれて暮らす毎日。「東京でしかできないことは何もない」と語るMさんの表情に、納得のいくリモデルができた達成感が溢れているようでした。
設計担当:宮田一彦アトリエ
http://m-atelier.jp/