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#115

ボーダーコリーのような外観 愛犬も喜ぶ下館の家

茨城県の西部に位置する筑西市。市の境を流れる鬼怒川に恩恵を受け、のどかな田園風景が広がります。かつては下館藩の城下町だった下館地区では、江戸時代から綿花の生産が盛んにおこなわれ、また結城街道の宿場町としても栄えました。現在も当時の建物の一部が再利用されており、歴史を感じられる街並みが残っています。
今回は、築38年で33坪もある平屋をリモデルしたAさん。結婚を機に新築で建てたこの家は、かつて5人が暮らしていました。その後、同居していたAさんのお母さん、そしてご主人が他界。長男が独立し、現在はAさんと長女、そして7歳になるボーダーコリーの愛犬だけに。東日本大震災により壁にひびが入った事がきっかけに、老朽化していた家を、光と風を取り入れて愛犬と快適に暮らせる家にリモデルしました。TDYリモデルスマイル作品コンテストで優秀賞を受賞。
築年数も経ち、筋交いも入っていなかったA邸は、耐震に不安があった為、以前の基礎にコンクリートを流しこみ、金物を入れ地震に強い家に。また、壁から屋根にまで断熱材を入れ、夏も冬も快適な家に変えました。玄関にはガラスを使用したニッチ棚を設け、室内からの光を玄関に取り込み、明るい印象に。
開放的なリビングは、以前は6帖の和室でしたが、狭い印象だったため壁を取り払い、廊下やホールを取り込んで広い空間に。また、天井を張らずに梁をむき出しにして、新たにロフトを増築。ロフトを吹き抜けで繋げることで家中に光が降り注ぐ開放的な空間へと生まれ変わりました。
ダイニングの床の一部はタイルが貼ってあり、夏、愛犬が涼しく過ごせるお気に入りの場所に。また、腰壁までは、傷が付きにくく抗菌性のあるクロスが貼ってあり、汚してしまってもすぐに水拭きができます。月に1~2回行うシャンプーは、キッチンの勝手口を出た所に専用の洗い場を設け、シャンプー後は毛が室内に飛び散らないよう、洗い場から洗面室へ専用の出入り口が。床には吸水に優れた稚内産の珪藻土を使用した特別なタイルが敷かれ、濡れた床もすぐに乾きます。Aさん母娘の癒しの存在である愛犬とともに快適に過ごせるリモデルとなりました。
 
株式会社 住宅リフォーム工房
http://www.jyutaku-reform.co.jp/

【平面図】

before

after

loft after