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    #136

    息子が設計し大工の父が建てた約束の家

    日本で2番目に大きな湖、茨城県の霞ヶ浦。バス釣りやワカサギ釣りで有名ですが、最近は霞ヶ浦の周りを走るマラソンやロードレースなどスポーツも盛んに行われています。そんな霞ヶ浦の水辺にはかつて、川船を用いて米や醤油など物資が集積し、多くの「河岸(かし)」が出来て大変栄えたそうです。
    今回訪れたのは、そんな霞ケ浦のそばで代々工務店を営むI邸。お祖父様が約50年前に建て、お父様が30年前に増築したこの家で生まれ育った建築家のIさんは、結婚と同時に両親との同居を始めました。しかし、以前の間取りは生活スペースが家の東側に集中し、日当たりが良く明るい場所は客間として使われていたため、家族が快適に暮らせる空間ではなかったそう。そこで、長女の小学校入学を機にリモデルすることに。施工を担当したお父様とは何度も話し合いを重ね、完成したのは設計を始めてから3年後でした。親世帯と子世帯の家族7人が思い思いに過ごせ、こだわりが詰まった家となったI邸は、「住まいのリフォームコンクール」の住宅リフォーム部門で優秀賞を受賞しています。
    リビングのすぐ外には建築の資材置き場があったため、太陽の光が入らない暗い場所になっていました。今回、資材置き場を撤去し、また田の字型だった客間の仕切りを取り払って、一番明るい場所を家族が集うLDKに。キッチンも対面式に変え、お母様と奥様が子どもたちを見ながら料理が出来るようになりました。東日本大震災の時に震度6弱だった稲敷市。耐震構造を強化するため、地震の揺れを吸収する耐震ダンパーを導入しました。
    実は結婚する時、奥様に実家をリモデルすることを約束したIさん。2世帯の家族がそれぞれの生活リズムに合わせて居場所が選べるようになりました。子世帯用のカフェ風のキッチンにも奥様のこだわりが詰まっています。約束から10年―7人の笑顔が溢れる家になりました。
     
    設計担当:井川建築設計事務所 http://www.igawa-arch.com/

    【平面図】

    1F before

    1F after

    2F before

    2F after

    PHOTO

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