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一緒に暮らしませんか?

ドラマの世界を彩るOST(2)~音楽の一ジャンルとして確立

みなさんの関心が高いOST(オリジナルサウンドトラック)について、今回もご紹介しましょう。とにかく韓国ドラマはOSTの数が多いことが特徴です。日本では主にエンディングに「主題歌」が流れ、劇中にはインストゥルメンタルの「劇伴」が使われますが、韓国ドラマでは主要キャストのさまざまなシーンに合わせた歌が用意されています。前回のコラムでも紹介しましたが、「一緒に暮らしませんか?」ではメインカップル全員にOSTがあります。例えばダヨンの恋模様には明るく可愛い女性ボーカルの歌が使われており、ジェヒョンにときめくダヨンの気持ちを愛らしく盛り上げています。
 これらのOSTが第一弾、第二弾とリリースされるのも特徴です。ミニシリーズでは人気歌手を起用し、放送前に「○○がOSTを担当!」と発表して視聴者の関心を惹きます。その後も、パート2、パート3とドラマの内容に合わせたOSTが順次発表され、音楽チャートをにぎわせるのです。20年度のヒットドラマ「賢い医師生活」では、主演のチョ・ジョンソクが歌った「アロハ」が放送開始と同時に主要音楽配信チャートのトップにランクイン。韓国最大の音楽配信サイト「MelOnデイリーチャート」で20回も1位を記録する大ヒットとなりました。
 ほとんどの楽曲は配信が中心ですが、人気作はCDも発売されます。そして、そのパッケージも豪華。「トッケビ ~君がくれた愛しい日々~」「愛の不時着」などのヒット作OSTにはミュージックビデオや未公開シーンが入ったDVD、写真集のようなブックレットまで収められていて、ドラマの世界をぎゅっと濃縮したかのような充実の内容になっています。
 このようにOSTは韓国音楽の一ジャンルとしてしっかり確立されており、ドラマファン、音楽ファンの心をしっかりつかんでいるのです。