番組表

放送内容

#157

モディスト/帽子職人・平田欧子

東京・西麻布の住宅街にある帽子屋「Boutique Salon COCO」。店内には、日常使いにぴったりな帽子から、個性的なデザインの帽子まで、さまざまな作品が並ぶ。店の上にあるアトリエで、唯一無二の帽子を生み出しているのが、平田欧子(62)だ。
 
平田は、帽子のデザインから型作り、制作までを一貫して手がける、日本では数少ないモディスト。帽子の形を作るための型には、一般的な木型だけではなく、木の繊維を織り込んだ柔らかな素材を使用。型を自由に変形させ、思い描いた形を自在に作り出すことで、独創的なデザインを実現している。
 
皇室の帽子デザイナーを務めた平田暁夫を父に持ち、幼い頃からアトリエで帽子作りに打ち込む父の姿を見て育った平田。初めて父以外が作る帽子をかぶったとき、そのかぶり心地の違いに驚いた。改めて父の技術の高さを感じ、跡を継ぐことを決意。以来、その技術を受け継ぎながら、革新的な発想で帽子を作り続けてきた。現在は、娘の早姫と息子の翔も同じアトリエで帽子作りに励んでいる。
 
卓越した技法と独自の発想を掛け合わせ、新たな帽子を生み出し続ける平田。その仕事と、帽子作りへの思いに迫った。